脳の働き

  ★ 線条体

線条体は、大脳基底核という神経核の1部であり、運動の開始や持続、コントロールなどに関係しており、体を動かすことで活性化されます。また 線条体には運動と快楽を結びつける働きがあるので、少しだけ動き始めたら自分を褒めることで、さらにやる気にスイッチをが入る傾向があります。

 

 

★海馬

海馬は、昨日の出来事などのエピソードに関する記憶を司る脳の部位です。全頭前夜と連動することで、記憶力がアップします。

 

 

 ★前頭前野

前頭前野(認知連合野)は、大脳の全頭葉にあり、脳の指令等の役割を果たします。ワーキングメモリーの機能にも大きく関わる部分で、ビジネスなどで重要な、段取りや判断、集中力、コミニケーションなどを司ります。

 

※ワーキングメモリとは、脳に入力された情報を、一時的にメモしておく機能のことです。パソコンで例えるなら、CPU (中央演算処理装置)とキャッシュメモリを兼ね備えたものになります。

 

 

 

 

 

 

 

脳内物質でやる気を起こす?

 

やる気を起こすの脳内物質としては、ドーパミンノルアドレナリンセロトニンが挙げられます。これらは三大神経伝達物質・脳内3大ホルモン等と呼ばれており、記憶、運動、睡眠などに影響します。

 

 

脳内物質

 

 

 

ドーパミン

人は楽しいと感じることを行っていると、脳内では、ドーパミンと言うホルモンが大量に分泌されます。ドーパミンが増えると、さらにやる気が起こり、好循環が起こります。ドーパミンには、記憶力や処理能力、発想力などを促進する効果もあります。

 

 

 ★セロトニン

セロトニンは、ノルアドレナリンドーパミンを調整する役割を担っており、その分泌が多ければ多幸感や癒しが得られます。反対に、ストレス、運動不足、睡眠不足、日光浴不足などによってセロトニンの分泌量が減ると、情報伝達などが低調になり、やる気や食欲などが減退します。

 

 

 

 ★ノルアドレナリン

ノルアドレナリンはストレスがかかると多量に分泌されます。生物として身の危険を感じた場合に臨戦態勢に入るためであり、覚醒し、気分が高揚し、血圧が上昇します。反対に乗るアドレナリンが不足すると、注意力や集中力、記憶力が衰えます。